「せどりをやってみたいけど、どんな商品を扱えばいいのかわからない…」そんな悩みを持つ方はとても多いです。私自身、せどりに挑戦しようと情報を集めたとき、最初に感じたのもこの疑問でした。扱う商品カテゴリーを間違えると、売れ残って在庫を抱えるリスクが高まり、資金も気持ちも一気に苦しくなってしまいます。
逆に、需要が高く回転率の良いカテゴリーを選べば、初心者でもスムーズに成果を出すことが可能です。本記事では、せどりの世界でよく扱われる定番の商品カテゴリーを解説し、それぞれの特徴や注意点を紹介していきます。
なぜ「カテゴリー選び」がせどりの成否を分けるのか
せどりは「安く仕入れて高く売る」というシンプルなビジネスモデルです。しかし、同じことをやっていても人によって結果が大きく異なります。その差を生む大きな要因のひとつが「商品カテゴリー選び」です。
需要が少ないジャンルを選べば、せっかく仕入れても売れずに在庫を抱えてしまいます。一方で需要が安定しているカテゴリーは、多少の価格変動があってもすぐに売れるため資金繰りも楽になります。つまり、カテゴリー選びはせどりのスタート地点であり、成功を左右するカギなのです。
せどりでよく扱われる商品カテゴリー５選
1. 本・雑誌・コミック
まず王道と言えるのが「本・雑誌・コミック」です。古本市場は安定しており、特に専門書や絶版になった書籍、人気漫画の全巻セットなどは需要が途切れません。仕入れはブックオフやリサイクルショップが定番で、仕入れ値が安い点も魅力です。
ただし、状態の良し悪しが価格に大きく影響するため、カバーやページの破れなどは必ずチェックする必要があります。初心者が商品を見る目を養うには最適なカテゴリーといえるでしょう。
2. 家電製品（特に小型家電）
せどりで人気が高いのが「家電」です。特に炊飯器、掃除機、美容家電などの小型家電は回転率が高く、型落ち商品が狙い目になります。家電量販店のセールやアウトレット、展示品コーナーで仕入れられるケースも多いです。
注意点としては、商品の動作確認や付属品の有無をしっかり確認すること。また、家電リサイクル法の対象になる大型家電は扱いが難しいため、小型製品に絞るのが無難です。
3. ゲームソフト・ゲーム機
次に挙げられるのが「ゲーム関連商品」です。最新機種のゲーム機や人気タイトルのソフトはもちろん、昔のレトロゲームにも一定の需要があります。特に限定版や希少なタイトルはプレミア価格がつくことも珍しくありません。
ゲームソフトは小さくて扱いやすく、在庫スペースを取らない点もメリットです。フリマアプリやネットオークションでも回転が早く、利益を出しやすいカテゴリーのひとつです。
4. おもちゃ・ホビー
「おもちゃ・ホビー」もせどりで定番のカテゴリーです。特に人気キャラクターのフィギュアや限定版プラモデル、ボードゲームなどはコレクター需要が強く、安定して売れやすいジャンルです。
新商品が発売されるタイミングや季節イベント（クリスマスや子どもの日など）に合わせて需要が高まるため、仕入れのタイミングを意識すると効率よく稼げます。ただし、偽物や模倣品も多いジャンルなので、仕入れ先の信頼性を確認することが大切です。
5. コスメ・美容関連商品
最後に紹介するのは「コスメ・美容関連商品」です。特に人気ブランドのスキンケアや限定コフレ、廃盤となったアイテムは中古市場でも根強い人気があります。小さく軽いため配送コストも抑えやすいのがメリットです。
一方で、使用済みや衛生面に不安がある商品は販売禁止になるケースもあるため、未使用・新品同様の商品を扱うのが基本です。ドラッグストアやネットショップのセール情報をこまめにチェックすると良いでしょう。
カテゴリーごとの特徴と仕入れ戦略
ここまで紹介したカテゴリーはどれもせどりの定番ですが、共通して言えるのは「需要と供給のバランスを理解すること」です。人気があるからといって仕入れすぎると値崩れを起こしますし、ニッチすぎると売れ残ります。
例えば本の場合は専門書やセット本に注力、家電は型落ちモデルに集中、ゲームやホビーは限定品にアンテナを張る、といったようにカテゴリーごとの特性を理解して仕入れることが重要です。
初心者が失敗しないための注意点
せどり初心者がやりがちな失敗は「在庫を抱えすぎる」ことです。利益が出そうだと大量に仕入れたものの、需要を読み間違えて売れ残り、資金が回らなくなるケースは珍しくありません。
最初は少量から仕入れて反応を確かめること。そして、売れる実感が持ててから仕入れ量を増やしていくことが、安全に続けられるコツです。
具体的に行動するためのアドバイス
これからせどりを始める方におすすめしたい行動は次の3つです。
- まずは自宅にある不要品を出品して、売れる感覚をつかむ
- ブックオフやリサイクルショップで「仕入れ→出品→販売」の流れを小規模で体験する
- 慣れてきたら特定のカテゴリーに絞って情報収集と仕入れを深める
このステップを踏めば、リスクを最小限に抑えつつせどりのスキルを自然に身につけることができます。
まとめ：カテゴリーを知ればせどりはもっと楽になる
せどりは「何を扱うか」で大きく結果が変わるビジネスです。今回紹介した本・家電・ゲーム・ホビー・コスメはいずれも需要が高く、多くの「せどらー」に選ばれているカテゴリーです。
少しずつ売れるカテゴリーを試しながら、自分に合ったジャンルを見つけることが大切です。正しいカテゴリー選びを意識すれば、せどりは決して難しいものではなく、むしろ楽しく続けられる可能性が広がります。
「せどりを始めてみたいけど不安…」という方も、まずは定番カテゴリーから一歩を踏み出してみてください。その一歩が、収益につながる大きなチャンスになるはずです。
